1995年創業の名物定番5品を日本で最初に作った店
本場四川料理に花山椒の麻辣(痺れ)で麻辣激辛ブーム(マー活)を巻き起こした発祥の店
『商標登録』した陳家私菜の名物料理紹介
元祖頂天石燒麻婆豆腐
日本の人たちが好む中華料理の代表メニューの一つに麻婆豆腐があります。
その当時、日本には本格的な四川料理店はほとんどなく、日本の人たちに本場の四川料理店で出され
るレベルの麻婆豆腐を食べてもらいたいと考えました。
最高の麻婆豆腐を目指し、毎日朝から夜中まで何百回という試行錯誤を繰り返しました。目指すは麻婆豆腐の最高峰レベルへの進化でした。四川料理の本場である四川省へ何十回と通い現地の生産者たちと交流を行い、本物の香辛料の調達ルートを築きつつ、本場の麻婆豆腐について勉強や研究を行いました。
本場四川麻婆豆腐の特徴は(麻)(辣)(燙)(香)(嫩)(鮮)(酥)(捆)の8文字に表されます。
その中でも大切にしたのが(燙)(香)(嫩)です。(燙)は温かさを保つことを意味し、料理が冷めないように熱いまま保つこ
とができるために熱した石鍋を使うことにしました。
この石鍋を使ったことが「頂天石焼麻婆豆腐」の名前の由来となっています。(香)は豊かな香りを意味し、花山椒だけではなく、更に香りを出すため現地から仕入れた最高級の香辛料を25種類加えています。(嫩)は滑らかさを表現しています。一般的には麻婆豆腐の豆腐には木綿豆腐を使うことが主流ですがどうしても歯触りが少し硬くなります。
逆に絹豆腐は柔らかすぎてさらに余計な水分も出てしまう難しさがあります。そこで当店では木綿豆腐よりもやわらかく、絹豆腐よりもしっかりとした特注のソフト豆腐を使っています。
そして更に豆腐を美味しくするため、大量の親鳥と一緒に豆腐を崩さないため一丁の状態で煮込んで豆腐の旨味入れをしています。これらのこだわりのすべてが、麻婆豆腐の最高峰を目指した「頂天」を冠した「頂天石焼麻婆豆腐』につまっています。
元祖本場四川 皇帝よだれ鶏
私は四川省で本場の"よだれ鶏"を食べたとき、その香りとおいしさにとても驚きました。"よだれ鶏"という名前は、その味を想像しただけでよだれが出てしまうという(口水鶏)ことから由来しています。たしかによだれが出るほど美味しかったです。赤坂1号店をオープンした1995年当時、日本で蒸し鶏を使った中華料理の代表と言えば棒棒鶏(バンバンジー)でしたが、名前も面白く香り豊かで美味しいよだれ鶏を日本の人たちに食べてもらいたいと、日本で初めてよだれ鶏をメニューとしてスタートしました。
その後、さらに研究を重ね香辛料、調味料を試行錯誤して改良を続けようやく現在の味にたどり着きました。
元祖痺れる麻辣刀削麺
陳家私菜は、刀削麺を提供する中で、当初は山西省の本場の味をそのまま日本に持ち込みました。当時、いくつかの店でも刀削麺は提供されていましたが、どれも日本人の味覚には合わず、私たちも同じ壁に直面しました。特有の食感や風味が日本人には馴染みづらく、受け入れられにくかったのです。
しかし、この状況を打破するために、私たちは大胆な改良を決意。山西省の伝統を大切にしつつ、日本人に合うよう麻辣味を加えた刀削麺を開発しました。この麻辣刀削麺は、独特の辛味と香りが日本人の口に合い、瞬く間に人気を集めました。こうして、多くの食通から支持を受け、今では陳家私菜の看板メニューとして確立しています。この成功は、伝統を守りつつも、柔軟に進化を遂げた結果なのです。
元祖頂天石燒麻婆刀削麺
頂天石焼麻婆豆腐が大人気になり、麻辣刀削麺も時を同じくして大人気になりました。この2つの人気メニューを一緒に食べたら美味しいのでは?と当時の常連客(有名人)の一言で、刀削麺を頂点石焼麻婆豆腐に付けて食べるつけ麺スタイルを始めたところ大人気となりました。
そこで現在の麻辣味へ改良したところ、非常に好評で四川省の本場さながらの麻辣刀削麺は一気に大人気となりました。現在も工場注文の麺ではなく創業当時のまま店舗で粉から手作りし、添加物も加えず心を込めて作っています。
元祖汁なし麻辣坦々刀削麺
麻辣刀削麺の汁なし麺、このメニューも当時の日本でやっているお店はありませんでした。現地で買い付ける15種類の最高級香辛料を使用し、胡麻のペーストも店舗で作るため豊かな香りと旨味が凝縮しています。こうして今日の汁なし麻辣坦々刀削麺が出来上がりました。